葬儀の進行
葬儀のながれ>葬儀の進行
葬儀、告別式の式次第は、宗派や式の規模によって多少異なりますが、一般的には次のような順序で行われます。
●葬儀
- 遺族、参列者着席
- 開式の辞
- 僧侶入場
- 読経
- 弔辞、弔電の奉読
- 読経
- 遺族、近親者焼香(読経中)
- 僧侶退場
- 閉式の辞
●告別式
- 僧侶入場
- 開式の辞
- 読経
- 参列者焼香(読経中)
- 僧侶退場
- 閉式の辞
葬儀と告別式を区別しない場合には、葬儀のあと僧侶の合図に従って一般参列者の焼香を始めます。
また葬儀 7.の遺族、近親者の焼香に引きつづいて、参列者も焼香して告別式をすませることもあります。
●遺族、参列者の着席
通夜の席と同じように、
- 祭壇に向かって右側が遺族席、前列の中央寄りが喪主の席です。
- 世話役と友人、知人など一般参列者は左側に着席します。
- 遺族、近親者は式が始まる10分くらい前までに着席するようにします。
- 焼香も通夜と同様にこの順序で行います。
●開式の辞
司会者の開式のあいさつによって、葬儀が始まります。
「本日はご多忙中のところを、ご臨席いただきましてありがとうございます。ただいまより、故○○殿の葬儀、ならびに告別式を執り行います」
といった意味のあいさつをして、式に入ります。
●僧侶入場
- 参列者が着席したのを確かめてから、世話役が僧侶を式場へ誘導します。
- 僧侶が見えたら、一同頭を下げて迎えます。
- 椅子席の場合は、全員起立して一礼したあと、僧侶が祭壇前に着座されてから着席します。
●読経
死者の冥福を祈り、浄土に往生することを祈願して、僧侶による読経が行われます。
読経の時間は、宗派や葬儀の規模にもよりますが、30〜40分ぐらいです。禅宗などでは、この読経の際に、死者を悟りの世界に導く「引導」が渡されます。
●弔辞、弔電の披露
- 司会者があいさつをして、弔辞をお願いする方を次のように呼び上げます。
「ただいまより弔辞を頂戴いたします。始めに、○○殿お願いいたします」
- 弔電は時間の都合で、全部の方に読んでいただけないときには、姓名だけを呼び上げて、あとは省略します。
- そのあと
「弔電を奉読させていただきます」
と述べて弔電奉読に入ります。 - 弔電は届いたものを、せいぜい二、三通を読み上げるのが普通で、あとは
「ほかに○○通ちょうだいいたしておりますが、時間の都合もありますので、お名前だけ紹介させていただきます」
と、お断りして姓名や職場団体名を読み上げます。
●読経
死者の冥福を祈り、浄土に往生することを祈願して、僧侶による読経が行われます。
読経の時間は、宗派や葬儀の規模にもよりますが、30〜40分ぐらいです。禅宗などでは、この読経の際に、死者を悟りの世界に導く「引導」が渡されます。
●遺族、近親者の焼香
- 僧侶の中で最も中心的な僧侶である「導師」がまず最初に焼香し、そのあと再び読経が始まります。
- 読経がつづく間に、喪主から順に焼香を始めます。
- 大規模な葬儀では、司会者が焼香者を順に呼び上げることもあります。
●僧侶退場
- 大規模な葬儀の場合、僧侶は一同の焼香がすんだころに読経を終えます。
- 僧侶は告別式に移るまでいったん退場します。
- このとき、遺族、近親者など参列者は一礼して送ります。葬儀からそのまま、告別式につづく場合には僧侶は退場しません。
●告別式
- 葬儀に引きつづいて告別式に移る場合には、僧侶の退場はなく、読経中に一般参列者の焼香を受けます。その場合には、遺族は参列者の方に向きをかえて参列者に焼香の礼を返します。
- 大規模の葬儀の場合には、葬儀の終了後、10分くらい休憩したのちに、再び遺族は祭壇前に着席し、僧侶を迎えて告別式を行います。
- 僧侶の読経が始まったら、一般参列者は順に焼香を行います。
- この間、遺族は参列者一人一人に黙礼をします。
- 参列者全員の焼香がすむと、僧侶は読経を終えて、退場しますので、一同は頭を下げます。
- このあと司会者が閉式のあいさつを述べて告別式は終わります。
●最後の対面
- 告別式が終わると、親族による故人との最後の別れを行ないます。
- 葬儀社の人によって棺が運ばれ、棺のふたがあけられ、別れの対面が行われます。
- 喪主、遺族、近親者および、故人と特に親しかった人々によって、対面が行われます。このとき祭壇に供えられていた花を、各人の手でご遺体の周りに飾る「別れ花」をします。
- 対面が終わったら、納棺の際に故人愛用の品などをいっしょに納めます。ただし、燃えない物や、遺骨をよごすおそれのあるようなものは入れることができません。
●釘打ち
- 最後の対面がすむと、葬儀社の人によって棺のふたが閉じられ、「釘打ち」の儀が行なわれます。
- 釘打ちは、喪主から始め、遺族、近親者、友人と故人とゆかりの深い順に、1人が2回、こぶし大の石を使って軽くトントンと打ちます。
- この小石は、三途の川の河原の石を意味するものといわれ、無事に冥途にたどりつけるように願って打ちます。
●出棺
- 棺のふたが閉ざされたら、親族や故人の友人などの男性が、ご遺体の足のほうを先にして運び出し、霊柩車におさめます。
- このとき、遺族も棺について行きます。
- 喪主は、棺の前に位牌を胸に持って立ち、次の者が遺影を持ちます。
- 喪主が高齢や病気などの理由で火葬場に行かない場合には、喪主の次の順位の遺族が位牌を、その次の者が遺影を持ちます。
- 以下、骨箱、供花などを分け持って、棺のあとにつづきます。