寝たきり老人の介護

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寝たきり老人への介護は、老人の病気の内容や状態をよく把握した上で、手は出しすぎず、目は離さずの基本的介護で、ねたきり老人特有の「過度の安静」による身体機能の衰えを助長する生活から脱却していきたいものです。

●介護の実際

「静かに寝かせておく」、「手を貸し過ぎること」が良い介護と思い、そのように対処していると、病人はますます自分で何も出来ない身体になってしまいます。

いったん寝たきりになった場合には、日常生活をするための動作でさえ回復させることは並み大抵のことでなくなっていきます。そのために、現状を維持し、より回復へ向けての介護を望みたいものです。

●食事動作

食事をするための動作として、まず仰向けになった姿勢から座位(座いす・背もたれなどを使用)への移行をしたいものです。さらに状態がよければ、ベッドから車椅子ヘ、そして食事の場を寝室から食堂へと拡大していきたいものです。

また、スプーン食器等、対象者に合った器具を使用することも必要です。飲み下すことが困難な場合にはミキサー食刻み食などが必要です。楽呑みコップストロー等は身体状況に合った物を使い、いつも病人の手の届く所に置きたいものです。

●理容や着替え

寝たきりの方に寝衣を着せたままにするのでなく、昼夜に衣服を交換したいものです。交換することにより移動しようという気持ちも生まれてきます。

こうして車椅子への移行も可能になれば、身だしなみや整髪などへの配慮も出てきます。また、寝衣も自分で着脱できる改良衣を用意したり、色も明るい色を選びたいものです。

タオル、おしぼりを使い分け、朝の洗顔から手ふきと、できるだけ自分で行えるようにし、生活にリズムをつけるようにすることが大切だと思われます。

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