数珠
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●現状

数珠は葬儀や法事などの仏事に持参するもので、一般に一連、単念珠が多く用いられています。
材質は透明な水晶や色の美しい珊瑚、渋い色の香木などがあります。
普通数珠は、持っている場合左手首にかけるか、房を下にして左手で持ちます。合掌の時には、両手の親指以外の指を輪の中に入れ、親指と人差し指で支えるようにします。
自分とは違う宗派の葬儀に出席する場合にも、自分の属する宗派の数珠を持参しているようです。
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●宗派と数珠
宗派によっても数珠の形が異なりますが、略式のものなら、各宗共通に用います。
真言宗の念珠は振分数珠と呼ばれ、八宗用に用いられることがあります。
浄土宗の念珠は、仏名を数えながら数珠をくりますので、二つの輪違いに丸かんがついています。
一般信者用としては、片手数珠が多く用いられています。
日蓮宗の念珠は、読経唱題の数を記憶するために、百八個の数珠を用いることを勧めています。
●男性用と女性用
数珠を両手にかけ、親指で押さえるのが一般的です。
焼香の時、手のひらの中で数珠をこすりあわせますが、これは浄土宗では禁じられています。
また浄土真宗の二輪で長房の数珠を使用する場合には、二つの親玉を親指の所ではさみ、房は左側に下げて合掌します。
●数珠の使い方
通夜には喪主や遺族も正式喪服ではなく、略式にしています。男性は黒のスーツに白のワイシャツ、黒のネクタイと黒の靴下です。和装では少なくなってきましたが、黒っぽい無地の小紋の着物に、一つ紋か三つ紋の羽織、袴をつけます。
女性の場合は黒無地のワンピース又はツーピース。和装なら、黒無地か地味な無地のものにします。
●いわれ
数珠は古来ヒンズー教のバラモンが儀礼用に用いていたもので、現在もヒンズー教徒の間で用いられています。
その後、密教僧が用い始め一般仏教徒も用いるようになりました。
数珠は「念珠」ともいい、念誦する題目などの数を記憶するために用いられました。
念珠の珠の数は、人間の百八の煩悩を表しています。従ってもとは百八個の珠をつないでいましたが、百八では長すぎるので、二〜四分の一に省略して用いられています。
日本に数珠が入ってきたのは天平八年(736年)、天竺僧の菩提仙那が来朝の際、天皇の献納品の一つであったといいます。
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